フコキサンチンは希少なカロテノイド
広く食用にもされている海藻ですが、それが何色か注目した事はあるでしょうか。
私たちにとって比較的身近な海藻のわかめは鮮やかな緑色を思い浮かべるかもしれませんが、わかめは過熱することであの鮮やかな色に変化するものです。
では、加熱前の生のわかめが何色をしているかといえば少し茶色っぽい緑色です。
実は鮮やかな緑色が印象的なわかめや、生の状態ではやはり緑色だと思っている昆布は海藻の中でも褐藻類と呼ばれる海藻の仲間で、光合成を補助する赤色の色素をわずかに含んでいます。
その赤色の色素はほとんどがフコキサンチンと呼ばれるカロテノイドで、トマトやニンジンなどの赤い野菜に含まれているβカロテンとは性質が異なる非プロビタミンA類に分類されるものです。
これは1970年代から研究されている成分で、カロテノイド類が持つ高い抗酸化作用や、細胞を良い状態に保つための細胞死・アポトーシスに関係することが解明されています。
海外においてはダイエットをサポートする物質のひとつとしても注目されており、体の細胞を良い状態に保つ以外にも効果が期待されています。
ところがこれは非常に不安定な物質で、脂溶性のため抽出することが難しい成分のひとつです。
同じ海藻から抽出される成分のフコイダンに含まれている物ではありますが、もしフコキサンチンの持つアポトーシスを支える力に期待しているのであれば、純度の高い製品を吟味して使用することが重要です。